日本初!?ヴィジュアル系エアーバンド「ゴールデンボンバー」を紹介!
前代未聞?楽器を弾かないバンド
ゴールデンボンバーは、ヴィジュアル系「エアー」バンドで、形式上はパフォーマンス集団のようなものです。通称「金爆(きんばく)」という珍しい形の楽器を弾かないバンドです。
ゴールデンボンバーの始まりは、2004年にボーカル鬼龍院翔とギター喜矢武豊を中心に結成したところから始まります。エアーバンドという形式をとっているため、基本的にメンバーは演奏しておらず、ライブでは演劇や個性的な振りなど、様々なパフォーマンスを行っています。
キャッチコピーはヴィジュアル系バンドらしくない「笑撃のライブパフォーマンスと、奇才・鬼龍院翔の創り出すクオリティーの高い楽曲で注目の究極のエアーバンド」です。基本的に、鬼龍院翔が作詞作曲・歌唱・ライブの構成や演出し、喜矢武豊は体を張ったパフォーマンス及び小道具・動画制作、歌広場淳は曲ごとの振り付け・煽り担当、樽美酒研二はダンス及びパフォーマンス担当と役割の分担があります。
まさに破天荒!メジャーを避けて通る4人
じつはゴールデンボンバーはかつて、メジャーレーベル7社からオファーを打診されたことがあるそうですが、それを全て断っているという事実があります。
そして気になる実際の音源の演奏等作業は、メンバーではなくゴールデンボンバーの「中の人」とされるeversetのtatsuoが行っているようです。
使用しているゴールデンボンバーのロゴは、かつてフジテレビで放映されていた『ゴールデン洋画劇場』のロゴと類似しており、鬼龍院自身もブログで言及しているように、わざとバッタモン感を醸し出して演出しているところがあります。
メンバー4人全員が個性的なパフォーマーであり、「音楽に興味がない」「演奏できない」などとしていますが、実際はライブではド下手ですが楽器演奏を披露することもあるみたいです。下積み時代が長いため、経費には常に気を配り、準備も無駄にお金をかけないよう極力自分たちで段ボール工作を行っているという外見からは創造しがたい面も持ち合わせています。
メジャーを避けてメジャーな舞台へ
楽器を弾かないにも関わらず、ライブ活動は盛んで、2009年には毎月第1日曜日に12ヶ月連続ワンマンや全国46ヶ所でツアーを行い、2010年にはワンマンライブを行いました。2011年にもツアーを行い、2012年はなんと、1月14日・15日に日本武道館、21日に大阪城ホールでワンマンライブを敢行します。3月20日から6月18日までは全国ホールツアーが行われ、ファイナルは横浜アリーナで盛大に行われました。
また楽曲売上も好調で、ドワンゴにて着うた12ヶ月連続配信を続け、ダウンロード12か月連続デイリーランキング1位を達成しています。
2012年12月31日付オリコンシングルデイリーチャートでは、ゴールデンボンバー関連シングルが13作同時トップ50入りし、再発作品以外で2011年のAKB48を上回る新記録を樹立します。
シングル「Dance My Generation」は、2013年1月14付オリコン週間チャートで初の1位を獲得し、インディーズアーティストによる1位獲得は、MONGOL800に続き2組目で、発売初週での1位は史上初となりました。また、同チャートにはインディーズ史上最多となる計11作のゴールデンボンバー関連作品がTOP100入りしています。アルバムチャートにもゴールデンボンバーの関連作品が7作TOP180内にランクインしました。
自分達のコンセプトを貫き今もなおインディーズとして活動しつつけるゴールデンボンバーはすごいです!