作り上げてきたヴォーカル&ダンス&パフォーマンス集団、EXILEの軌跡
一章ごとに変化するユニット
EXILE(エグザイル)は、2013年1月現在で14人組のダンス&ボーカルユニットです。所属事務所はリーダーのHIROが社長を務めるLDHで、最近ではEXILE以外も様々な新生アーティストを輩出しています。
彼らは、デビューから初期までを第一章と銘打ち、区切りをつけました。もともとは1991年に、HIROがボビー・ブラウンに命名されたダンスチーム「Japanese Soul Brothers」を結成したところから始まります。そして1999年にはEXILEの原型となるHIROを中心にMATSU・USA・MAKIDAI・SASAの5人で「J Soul Brothers」を結成します。2001年にSASAが脱退し、新ボーカルATSUSHI・SHUNが加入します。そして8月24日より正式に「EXILE」と改名し再始動をしました。一章で有名なのは、2003年12月31日のZOOのカバー曲、「Choo Choo TRAIN」で紅白歌合戦に初出場したことでしょう。2005年1月1日には、今思えば第一章の集大成となった初のベストアルバム『PERFECT BEST』を発売してミリオンセラーを達成します。
2006年3月29日、4thアルバム『ASIA』とDVD『EXILE LIVE TOUR 2005 〜PERFECT LIVE “ASIA”〜』の発売をもってボーカルのSHUNがソロ活動移行のため脱退します。このボーカリストSHUNの脱退が第一章の幕切れとなりました。
新たな力と再始動の第二章
2006年6月6日、RATHER UNIQUEで活動していたAKIRAが加入します。そして9月22日には、参加者約1万人に及ぶVOCAL BATTLE AUDITIONにて優勝を飾ったTAKAHIROが新ボーカルとして加入し、EXILEは7人組となり再始動しました。第二章の面白いエピソードとしては、2007年8月5日のライブツアー「EXILE EVOLUTION」最終日にオカザイルとしてパフォーマンスを行ったのは当時評判にもなりました。
この頃にはCDシングルやアルバムも順調なセールスを記録し、第二章も一章とは違ったEXILEとして安定した人気を得ていました。
そして現在の新生へ
2009年3月1日に「EXILE GENERATION」の全容発表にて、二代目J Soul Brothersの7人であるKENCHI・KEIJI・TETSUYA・NESMITH・SHOKICHI・NAOTO・NAOKIがEXILEに加入することを発表し、計14人体制となりました。2009年11月12日には、天皇陛下御即位二十年をお祝いする国民祭典で奉祝曲「太陽の国」を献納しました。2010年12月30日には「I Wish For You」にて第52回日本レコード大賞受賞し、3連覇を達成しました。
2012年1月1日発売のアルバム『EXILE JAPAN/Solo』でも、グループ並びに男性アーティスト史上初の10年連続アルバム首位を獲得しました。また、自身初の3週連続首位を記録しています。今後も想像もつかない変化をしていくであろうEXILEには期待します。