鍛え抜かれた体を披露。西島秀俊ってどんな俳優?
生粋の俳優人生
西島秀俊(にしじま ひでとし)は、1971年3月29日生まれの俳優です。東京都出身で学歴は、桐朋中学校・高等学校卒業、横浜国立大学工学部生産工学科中退です。
1992年に東京アクターズスタジオ第1期生になり、テレビドラマ『はぐれ刑事純情派5』で俳優活動を開始します。その後、1993年テレビドラマ『悪魔のKISS』で新興宗教にハマる青年役や、テレビドラマ『あすなろ白書』で同性愛者を演じたことで注目を集めます。
個性の光る数々の役
1994年には映画『居酒屋ゆうれい』で映画初出演を果たします。また、1999年映画初主演『ニンゲン合格』では、長い昏睡状態から突然目覚めて生き方を模索する青年役を演じ、見事第9回日本映画プロフェッショナル大賞・主演男優賞を受賞します。
2005年映画『帰郷』では、昔の恋人に子どもの父親だとして子どもを預けられて困惑するサラリーマンを演じ、第15回日本映画プロフェッショナル大賞・主演男優賞、第20回高崎映画祭・最優秀主演男優賞を受賞、2008年映画『休暇』では癖のある死刑囚を演じ、第30回ヨコハマ映画祭・助演男優賞を受賞し、次々と賞を取っていきます。
2011年の映画『CUT』は、イランの名匠アミール・ナデリ監督の作品で、第68回ヴェネチア国際映画祭のオリゾンティ・コンペティション部門オープニング作品・第36回トロント国際映画祭出品作品・第16回釜山国際映画祭出品作品でした。これにより西島自身も数々の映画賞を受賞します。
隠れた逸話
西島秀俊はビートたけしのファンで、昔ビートたけしが出演していたラジオ番組が録音されたカセットテープを知人から借り、MDに録音していた程です。その後、北野武監督作品『Dolls』(2002)に主演することになります。小さい頃から映画が好きで、映画に関わる仕事がしたいと公言していたそうです。その甲斐あってか、先輩の薦めで受けたオーディションに合格し、俳優になります。
鑑賞家としての西島は、単館系映画館を好むそうです。愛読書はロベール・ブレッソンの『シネマトグラフ覚書』であり、雑誌「映画秘宝」も欠かさずチェックしているそうです。2010年の映画『サヨナライツカ』では、老後のシーンのために体重を13kg増やし、その後の若い頃のシーンのために、1か月で15kg減量するという想像もつかないような役作りもしました。
最近では、大河ドラマ『八重の桜』で、鍛えぬかれた肉体を披露して話題になっています。どの役でも個性の光る西島秀俊に改めて注目です。