少女から大人の女優に。長澤まさみの今まで。
東宝シンデレラオーディション最年少グランプリ
長澤まさみ(ながさわ まさみ)は、1987年6月3日生まれ静岡県磐田市出身の女優です。
長澤まさみは、第5回東宝シンデレラオーディションに応募し、35,153人の中から2000年1月9日に当時、史上最年少の12歳(小学6年生)でグランプリに選ばれ、芸能界入りしました。同年公開の『クロスファイア』で映画デビューし、その後はティーン雑誌『ピチレモン』の専属モデルとなりました。
女優としての着実な経歴
長澤まさみは2000年12月11日に初ドラマ『秘密〜弁護士・迫まり子の遺言ファイル〜』が放送されたました。2001年には連続ドラマ『PureSoul〜君が僕を忘れても〜』に初レギュラー出演し、それにあわせて地元の静岡から中学2年になる春に上京をします。当初は同じ事務所の大塚ちひろと2人暮らしであったそうです。2002年にはNHK連続テレビ小説『さくら』に出演、2003年には『ロボコン』に初主演し、第27回日本アカデミー賞新人俳優賞等を受賞しました。同年公開のゴジラシリーズ第27作『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』および翌年のシリーズ最終作『ゴジラ FINAL WARS』では、東宝シンデレラオーディションで審査員特別賞に選ばれた大塚ちひろと小美人役で共演しました。
2004年には代表作となる『世界の中心で、愛をさけぶ』にヒロインとして出演します。白血病治療の副作用による脱毛症を抱えた亜紀の役を演じ、自ら申し出てスキンヘッドになりました。この作品は興行収入85億円の大ヒット作となり、第28回日本アカデミー賞最優秀助演女優賞など多数の映画賞を受賞しました。『世界の中心で、愛をさけぶ』と同時期に公開された松竹作品『深呼吸の必要』を経て、『タッチ』『ラフ ROUGH』など立て続けに映画主演します。
そして2005年テレビドラマ『優しい時間』『ドラゴン桜』に出演し、第56回NHK紅白歌合戦では審査員を務めます。翌年2006年に大河ドラマ『功名が辻』に出演。同年秋には、かつて薬師丸ひろ子が主演して記録的大ヒットとなった映画『セーラー服と機関銃』のリメイクとなる連続ドラマに主演、同名の主題歌を「星泉」名義で発表しました。
目標や意外な交友関係
長澤まさみが目標とする女優は松たか子で、好きな映画は『ジョゼと虎と魚たち』を挙げています。
長澤まさみの父・和明は、元サッカー日本代表MFで、現在は浜松大学サッカー部監督を務めています。父親の親友の石崎信弘や、教え子である中山雅史とは長澤本人も面識があるそうです。父親が監督を務めていた常葉学園橘高等学校のサッカー部が第84回全国高等学校サッカー選手権大会に初出場した際、サッカー部員へミサンガを送ったというエピソードがあります。
EXILEのパフォーマー、AKIRAこと黒澤良平は同じ小学校・中学校の先輩にあたり、友人には、麻生久美子、榮倉奈々、小泉今日子、柴咲コウ、須藤温子、水川あさみらがいます。また、高校の同級生だった鈴木杏とは、「いちばん親しい間柄」と語っています。